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MMA

【完全版】MMAフィジカルトレーニング|戦える体を作る筋トレ・スタミナ強化

2026.02.09
【完全版】MMAフィジカルトレーニング|戦える体を作る筋トレ・スタミナ強化

MMAに必要な筋力は「使える筋肉」。首・体幹・心肺機能の3本柱を中心に、ケトルベル・HIIT・自重トレーニングで実戦で勝てるフィジカルを構築。プロ格闘家も実践する週間メニューとAI分析活用法。

🥊 MMAフィジカル完全ガイド
「見せる筋肉」ではなく「戦える体」を作る
  • MMAに必要な3つのフィジカル要素
  • 首・体幹・心肺機能の強化法
  • ケトルベルトレーニング全8種目
  • HIIT・タバタ式メニュー
  • 1週間のトレーニングスケジュール

「ベンチプレスで100kg上げられる=MMAが強い」ではありません。MMAは相手という「動く負荷」をコントロールし、同時に自分の体を守る必要があります。ボディビルとは全く異なる、戦うための体作りを科学的に解説します。


MMAフィジカルの3本柱

🥊 優先順位

首(ネック)打撃の衝撃緩和、クリンチ/グラップリングの強さ
体幹(コア)不安定な状態でのパワー発揮、テイクダウン防御
心肺機能(ガス)3分間動き続ける無酸素持久力

1. 首(ネック)トレーニング

首が弱いとKOされる

首の筋肉は、パンチをもらった時の脳の揺れを抑える「ショックアブソーバー」です。また、組んだ時に相手にコントロールされないためにも最重要です。

首トレーニングメニュー(6種目)

💪 首の強化メニュー

① ネックフレクション
  • • 仰向けで頭を上げ下げ(顎を引く)
  • • 30回×3セット
② ネックエクステンション
  • • うつ伏せで頭を上げ下げ
  • • 30回×3セット
③ ラテラルフレクション
  • • 横向きで頭を上げ下げ(左右)
  • • 各20回×2セット
④ ブリッジ(レスラーブリッジ)
  • • 頭と足で体を支える
  • • 初心者は手を使って補助
  • • 30秒×3セット
⑤ タオル引き
  • • タオルを頭にかけ、手で引っ張りながら抵抗
  • • 前後左右で各10回×2セット
⑥ ネックハーネス
  • • 専用器具で重りをつけて負荷をかける
  • • 中〜上級者向け
  • • 15回×3セット

2. 体幹(コア)トレーニング

「回旋」のパワー

🌀 なぜ体幹が重要か

パンチもキックもタックルも、すべて「体の捻り」から生まれます。腹筋運動(シットアップ)よりも、捻る動きや姿勢を維持する動きが実戦では重要です。

体幹トレーニングメニュー(8種目)

🏋️ 体幹強化メニュー

① ロシアンツイスト
  • • 座って上体を捻る
  • • メディシンボールを持つと負荷アップ
  • • 左右30回×3セット
② プランク
  • • 基本の体幹トレーニング
  • • 60秒×3セット
③ サイドプランク
  • • 横向きで体を支える
  • • 左右60秒×2セット
④ デッドバグ
  • • 仰向けで対角の手足を伸ばす
  • • 腰を反らさない
  • • 左右20回×3セット
⑤ メディシンボール投げ
  • • 壁に向かって回旋しながら投げる
  • • 爆発的なパワー養成
  • • 左右15回×3セット
⑥ パロフプレス
  • • チューブを横向きに引っ張り、体が回らないよう耐える
  • • 抗回旋の強化
  • • 左右10回×3セット
⑦ バードドッグ
  • • 四つん這いで対角の手足を伸ばす
  • • バランスと安定性の強化
  • • 左右15回×3セット
⑧ ハンギングレッグレイズ
  • • 鉄棒にぶら下がって足を上げる
  • • 腹直筋と腸腰筋の強化
  • • 15回×3セット

3. ケトルベルトレーニング

💪 なぜケトルベルが格闘家に最適か

  • 全身連動性: 脚・腰・体幹・肩を同時に使う
  • 爆発的パワー: スイング動作がパンチ・キックに似ている
  • グリップ強化: 握力と前腕が自然に鍛えられる
  • 心肺機能向上: 筋トレと有酸素運動を同時に行える

ケトルベル種目(8種目)

🏋️ ケトルベルメニュー

① ケトルベルスイング
  • • ヒップヒンジで振り上げる
  • • 爆発的な股関節パワー
  • • 20回×3セット
② ゴブレットスクワット
  • • ケトルベルを胸の前で持つ
  • • 深くしゃがんで立ち上がる
  • • 15回×3セット
③ クリーン&プレス
  • • 肩まで引き上げて頭上に押し上げる
  • • 全身連動の代表種目
  • • 左右10回×3セット
④ スナッチ
  • • 一気に頭上まで振り上げる
  • • 爆発力と持久力の両方を鍛える
  • • 左右10回×3セット
⑤ ターキッシュゲットアップ
  • • 寝た状態から立ち上がる
  • • 全身の安定性と連動性
  • • 左右5回×2セット
⑥ ローイング
  • • 片手で引く動作
  • • 背中と引く力の強化
  • • 左右15回×3セット
⑦ デッドリフト
  • • 片手または両手で持ち上げる
  • • ヒンジ動作の基礎
  • • 15回×3セット
⑧ ハロー
  • • 頭の周りを回す
  • • 肩周りの安定性と可動域
  • • 左右10回×2セット

4. HIIT・スタミナトレーニング

🏃 長距離走だけでは足りない

MMAは「ダッシュ→休憩→組む→投げる」を繰り返すインターバル運動です。一定ペースのジョギングよりも、高強度の動きと小休憩を繰り返すHIIT(タバタ式など)が実戦的です。

タバタ式プロトコル(4分)

⏱️ タバタ式:20秒全力・10秒休憩×8セット

セット1-2: バーピージャンプ

タックル切りの動きに似ている

セット3-4: マウンテンクライマー

膝蹴りの動きに似ている

セット5-6: シャドーボクシング連打

パンチを全力で打ち続ける

セット7-8: スクワットジャンプ

爆発的な下半身パワー

MMA特化サーキット(15分)

🔥 MMAサーキット:40秒運動・20秒休憩

1. シャドーボクシング打撃の持久力
2. スプロール(タックル切り)テイクダウン防御
3. レスリングドリル(ペネトレーション)タックルの入り
4. ケトルベルスイング股関節パワー
5. 膝蹴り連打クリンチ攻撃

※ 3周で15分。体力に合わせて調整


5. ウエイトトレーニングの考え方

❌ 避けるべきアプローチ

  • • BIG3(高重量)のみ
  • • 筋肥大だけを目的に
  • • 体重が増えすぎる
  • • 酸素消費量が増えてバテやすくなる

✅ 推奨アプローチ

  • • ファンクショナルトレーニング重視
  • • ケトルベル・自重・チューブ活用
  • • 全身連動性を高める
  • • 爆発力と持久力のバランス

1週間のトレーニングスケジュール

📅 週間スケジュール例

月曜:首+体幹

首トレーニング全種目 + 体幹トレーニング選択4種目

火曜:ケトルベル+HIIT

ケトルベル20分 + タバタ式4分×2セット

水曜:技術練習(ジム)

打撃・グラップリングの技術練習

木曜:首+体幹

月曜と同じメニュー or バリエーション

金曜:MMAサーキット

MMA特化サーキット15〜20分

土曜:スパーリング(ジム)

実戦形式の練習

日曜:完全休養

軽いストレッチのみ


AIでフィジカルを管理する

心拍数管理

スマートウォッチでHIIT中の心拍数を管理。「最大心拍数の90%」まで追い込めているか確認。

🎥 フォームチェック

ケトルベルスイングやスクワットのフォームをAI分析。腰の角度や膝の軌道をチェック。


FAQ:MMAフィジカルに関するよくある質問

Q
筋トレをすると体が重くなりませんか?
ボディビルのような高重量・高ボリュームをやると体重が増えます。ファンクショナルトレーニングと中強度を意識すれば、筋力は上がっても体重はコントロールできます。
Q
ケトルベルの重さはどれくらいから始める?
男性は12〜16kg、女性は8〜12kgからスタート。スイングが楽にできるようになったら重くしましょう。
Q
首トレは毎日やっていい?
首は回復が早いので週3〜4回でOK。筋肉痛があるときは休みましょう。
Q
HIITはどのくらいの頻度で行う?
週2〜3回が目安。やりすぎると疲労が抜けず、技術練習の質が落ちます。
Q
ジムに行けない日のトレーニングは?
自宅では首トレ、体幹トレ、シャドーボクシング、縄跳びで十分です。ケトルベルがあればさらに充実します。

まとめ

MMAフィジカルの鍵

  1. 1. まず首を鍛えて脳を守る
  2. 2. 体幹の「回旋力」でパンチ力を上げる
  3. 3. ケトルベルで全身連動性を高める
  4. 4. HIITで心肺機能を限界まで追い込む
  5. 5. 筋肉は見せるためではなく、動くためにある

📅 最終更新: 2026年2月 | 記事の内容は定期的に見直しています

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