ボクシングの効果的なコンビネーション10選を解説。ワンツーから5連打まで、実戦で使えるパンチの組み合わせをAI動画分析で習得する方法を紹介。
- ✓試合で当たるコンビネーションの条件
- ✓各コンビネーションの「意識すべきポイント」と「よくある間違い」
- ✓「できている」の判断基準
- ✓自分では気づけない問題点の見つけ方
コンビネーションの「種類」を知っているだけでは試合で当たりません。「なぜこの順番なのか」「何を意識すべきか」「どこで失敗しやすいか」を理解して初めて、使えるコンビネーションになります。
なぜコンビネーションは「当たらない」のか
「ワンツーを練習しているのに、スパーリングでは全然当たらない」——この悩みを持つ人は非常に多いです。
当たらないコンビネーションの3大原因
- 1. パンチ間に「間」ができている - 0.2秒の間があれば相手は反応できる。自分では気づかない微妙な間が命取り
- 2. 予備動作で読まれている - 肩が動く、体が沈むなど、パンチの前に「来る」とバレている
- 3. 単なる「順番」になっている - 1発目で相手の反応を見て、2発目を調整する「連動」がない
この記事では、各コンビネーションについて**「意識すべきポイント」「よくある間違い」「できているかの判断基準」**を詳しく解説します。
🔬 研究データ:なぜコンビネーションが効果的か
反応時間の限界:人間の視覚反応時間は約200msだが、プロボクサーのパンチは200ms以下で到達。2発目以降は反応が追いつかない。
キネティックチェーンの連続利用:研究では、連続パンチは足→腰→腕の力の流れを途切れなく使うことで、個別に打つより効率的にパワーを発揮できる。
筋力トレーニングとの関係:MDPI掲載のスコーピングレビューでは、筋力トレーニングがパンチ力とスピードを向上させ、コンビネーションの質を高めることが確認。
1. ワンツー(ジャブ→ストレート)
すべてのコンビネーションの基本。これができなければ他は意味がありません。
✅ 意識すべきポイント
- ジャブを「置きに行く」のではなく「弾く」 - ジャブは戻すことが前提。伸ばしきったらすぐ戻す
- ジャブを戻す反動でストレートを打つ - 前手が戻る力を使って、後ろ手を押し出す
- 足は動かし続ける - 2発の間で足が止まると、パンチも止まる
- ストレートは腰から - 腕だけで打つと威力が出ない。後ろ足の回転→腰の回転→パンチ
❌ よくある間違い
- ジャブを完全に戻してからストレートを打つ - 「パン...パン」になる。相手に余裕を与える
- ジャブで体が前に突っ込む - バランスが崩れ、ストレートに体重が乗らない
- ストレートを打つ時にガードが下がる - 前手が顔の横を離れている
- 2発とも同じタイミングで打つ - リズムが読まれる。ジャブは速く、ストレートはやや溜めるなど変化をつける
「できている」の判断基準
- 音で判断:「パン・パン」ではなく「パパン」と聞こえる
- バランスで判断:打ち終わった後、すぐに次の動作に移れる
- 疲労で判断:腕だけが疲れるのは腕打ち。太ももや腰が疲れるのが正解
自分では確認が難しい点
- ジャブとストレートの間に何秒の「間」があるか(0.1秒単位)
- ストレートを打つ瞬間、ガードが何cm下がっているか
- 体の軸がどれだけブレているか
- 後ろ足の回転が十分か
2. ワンツースリー(ジャブ→ストレート→左フック)
ワンツーにフックを追加した3連打。試合で最も使用頻度が高いコンビネーションです。
✅ 意識すべきポイント
- ストレートで体が回転した「反動」でフックを打つ - わざわざ戻してから打たない
- フックは「被せる」のではなく「払う」イメージ - 大振りになると当たらない
- 3発目で終わりではない - フックの後すぐにガードを戻せる体勢を保つ
- フックは相手の「側面」を狙う - 正面のガードを2発で固めさせて、横から打つ
❌ よくある間違い
- フックが大振りになる - 肘が伸びると威力も当たる確率も下がる
- ストレートとフックの間で体が止まる - 流れが途切れて読まれる
- 3発とも同じ力で打つ - 1-2発目は当てる意識、3発目で決める意識
- フックを打つ時に顎が上がる - カウンターをもらいやすくなる
「できている」の判断基準
- リズムで判断:「タン・タン・タン」ではなく「タタタン」(3発目にアクセント)
- 足で判断:3発打ち終わった時に、両足がしっかり地面についている
- 視線で判断:3発の間、相手の顔から視線が外れていない
3. ボディコンビネーション
上下の揺さぶりで相手のガードを崩す高等技術。これができると攻撃の幅が格段に広がります。
上下上(ジャブ→左ボディ→左フック)
✅ 意識すべきポイント
- ボディは「腕を下げる」のではなく「膝を曲げる」 - 姿勢を低くして打つ
- ボディを打ったら、起き上がりながらフック - 足のバネを使う
- ボディは肋骨の下(レバー)を狙う - 相手の右脇腹が急所
- ボディを打つ瞬間も顔のガードは維持 - 右手は顔の横に残す
❌ よくある間違い
- 腕だけ下げてボディを打つ - 威力が出ない上、顔が無防備になる
- ボディを打つ時に頭が下がる - アッパーやヒザをもらう危険
- 上と下で別々の動作になる - 一連の流れで打てていない
自分では確認が難しい点
- ボディを打つ時に、頭がどれだけ下がっているか
- 上下の切り替え時に、体の軸がブレていないか
- ガードが空いている時間はどれくらいか
4. カウンターコンビネーション
相手のパンチを避けてから打ち返す。最も効果的だが、最も難しいコンビネーションです。
スウェーカウンター(スウェー→ストレート→左フック)
✅ 意識すべきポイント
- スウェーは「後ろに倒れる」のではなく「腰を引く」 - 後ろに倒れるとカウンターが打てない
- 体を戻す反動でストレート - スウェーで溜めた力を一気に放出
- 相手のパンチが「伸びきった瞬間」を狙う - 早すぎても遅すぎてもダメ
- スウェー中も視線は相手から外さない - 目を切ると次が見えない
❌ よくある間違い
- スウェーが大きすぎる - 戻るのに時間がかかり、カウンターが間に合わない
- スウェーしてから「改めて」打つ - 避けることと打つことが別動作になっている
- 怖くて目をつぶる - 相手のパンチが見えないと避けられない
「できている」の判断基準
- タイミングで判断:相手のパンチが空振りした瞬間、自分のパンチが当たっている
- バランスで判断:スウェー後、すぐに元の構えに戻れている
- 威力で判断:普通に打つより強い力が出ている(反動を使えている証拠)
5. コンビネーション練習の4ステップ
知識だけでは使えるようになりません。正しい順序で練習することが重要です。
スロー練習
通常スピード
サンドバッグ/ミット
スパーリング
参考動画で「お手本」を確認する
文字だけの説明の限界
コンビネーションは「動き」なので、文字を読むだけでは完全に理解できません。
以下の手順で習得しましょう:
- 1. 動画でお手本を見る
- 2. 実際に体を動かして練習する
- 3. 自分のフォームを撮影してチェックする
おすすめの検索キーワード
YouTubeで以下のキーワードを検索すると、参考になる動画が見つかります:
ポイント:動画を見て真似するだけでは、自分が正しくできているか分かりません。
必ず自分のフォームを撮影し、お手本と比較するか、AI分析でチェックしましょう。
自分のコンビネーションをチェックする方法
方法1:スマホで撮影してスロー再生
自分のシャドーを撮影し、スロー再生で確認します。
チェックポイント:
- パンチ間に「間」ができていないか
- 体の軸がブレていないか
- ガードが下がっていないか
限界:自分の目で見ても、微妙なズレは判断できないことが多い
方法2:AI動画分析を使う
AIスポーツトレーナーなら、撮影した動画を自動で分析し、問題点を数値で示します。
🔍 AIが分析する項目
- • パンチ間の時間(0.1秒単位)
- • 体の回転の連続性
- • 足の動きとパンチのタイミング
- • 体の軸のブレ(cm単位)
- • ガードの位置と維持時間
- • 打ち終わりのバランス
- • 足→腰→肩→腕の連動
- • 後ろ足の回転角度
- • 腰の回転タイミング
- • 優先的に直すべき点
- • 具体的な改善方法
- • 練習メニューの提案
FAQ:ボクシングコンビネーション完全マニュアルに関するよくある質問
まとめ:「打てる」と「当たる」は違う
コンビネーションの「種類」を知っているだけでは、試合で当たりません。
当たるコンビネーションの条件
- 1. 間がない - パンチが途切れず流れている
- 2. 読まれない - 予備動作がなく、どこから来るか分からない
- 3. 連動している - 1発目の反動で2発目を打っている
- 4. ガードが維持されている - 打ちながらも守れている
これらを自分で確認するのは難しいですが、AI動画分析なら客観的に数値で示してくれます。
「なんとなく練習する」から「課題を明確にして練習する」へ。これが上達の近道です。
📅 最終更新: 2026年1月




