マリーンズジュニアのセレクションを2026年公式要項と2024〜2026年の傾向から解説。各枠80人の先着申込、一次共通実技(塁間走・遠投等)・二次ポジション別・最終実戦の3段階選考、用具規定、次年度に向けた準備を整理します。
この記事の要点
- 2026年度は各枠80人の先着申込制で、一次・二次・最終の3段階実技選考を実施
- 一次の走力種目は2024年50m、2025年30m、2026年塁間走へと変化
- 先着枠の迅速な確保と、一次共通実技から最終実戦形式まで見据えた段階的対策が必要
マリーンズジュニアの2026年度セレクションは、動画提出ではなく、一次・二次・最終の3段階すべてを対面で行いました。一次は7月21〜23日の10枠に分かれ、各枠80人、先着順です。実技対策より前に、希望枠を確保する申込準備が必要な球団です。
一次はボール回し、遠投、スイング、塁間走、内野守備の共通実技で、希望ポジション別には選びません。二次でシートノック、ベースランニング、マシン打撃、ピッチングへ進み、ここからポジション別、最終は実戦形式等になります。段階ごとに求められる準備を切り替えることが重要です。
情報確認日:2026年8月23日
2026年度の募集・選考は終了しています。2027年度の申込枠、会場、種目、使用バットは変更される可能性があるため、応募時は千葉ロッテマリーンズ公式の最新要項を優先してください。
2026年度の参加資格
対象は、2014年4月2日から2015年4月1日生まれの小学6年生です。次の条件も示されました。
- ジュニアチームにふさわしい野球能力がある
- 短期間の活動でも力量を発揮し、チームへ貢献できる
- 8月下旬から始まる練習へ参加できる
- 千葉県内・周辺都県の練習や練習試合へ参加できる
- 8月下旬の肩肘検診へ参加できる
活動は8月から9月末まで毎週土曜、祝日がある週は土日、10月中旬から毎週土日の予定でした。選考日だけでなく、約4カ月の活動へ通えるかを応募前に確認します。
3つの入口条件から1つ以上
次のいずれか1つ以上をクリアすることが条件です。
- 50m走8.5秒以下
- 遠投50m以上
- 平均打率5割以上、飛距離が突出している等の特筆技能
「特筆技能」は打率だけに限定されませんが、自己判断だけで無制限に広げられる条件でもありません。試合数、打席数、集計期間、動画など、技能を説明できる客観的な記録を準備します。50m・遠投を満たしても合格を保証する数値ではありません。
2026年度の申込と選考フロー
| 段階 | 日程・会場 | 選考内容 | 費用・用具 | 準備の焦点 |
|---|---|---|---|---|
| 申込 | 6月22日15:00〜7月6日15:00 | 10枠から選択、各80人・先着 | フォーム入力 | 開始前に候補枠と移動を決定 |
| 一次 | 7月21〜23日、晴天時フクダ電子グラウンド | ボール回し、遠投、スイング、塁間走、内野守備 | 1,000円現金、釣銭なし | 全員共通の基礎を少数試技で |
| 二次 | 7月27日、稲毛海浜公園野球場 | シートノック、ベースランニング、マシン打撃、ピッチング | 無料、規定バット・捕手防具 | 希望ポジションの一連動作 |
| 最終 | 7月29日、予備日31日、同球場 | 実戦形式等 | 無料、規定用具 | 状況判断、連係、再現性 |
| 選出後 | 8月下旬 | 肩肘検診、チーム活動開始 | 別途案内 | 健康と週末活動の両立 |
一次の雨天時会場は稲毛海浜公園屋内運動場です。二次・最終の詳細時間は、前段階の合格者だけへ連絡されます。7月21日から29日まで9日間で3段階が進むため、通過後に新しい技術を作る余裕は多くありません。
一次は各80人の先着順
一次は、7月21日に3枠、22日に4枠、23日に3枠の計10枠でした。定員へ達した枠は申込フォームで選べなくなり、全枠が埋まれば7月6日より前でも受付終了です。
申込前に次の順で準備します。
- 家族で第1〜第3希望の日時を決める
- 晴天時・雨天時の両会場への移動時間を調べる
- 選手の生年月日、所属、ポジション、50m・遠投・特筆技能の記録を確認する
- 申込開始前に受信設定と通信環境を確認する
- 送信後、選択枠と受付時刻をスクリーンショット等で保存する
申込は原則1人1回です。日程変更は、空きのある希望枠へ再度申し込み、締切までに事務局へ氏名・申込日時・変更内容を連絡する方式でした。単に複数枠を重複予約するものではありません。
遅刻と体調不良の振替は不可
選考開始時刻に遅れると、当日の他枠を含めて参加できません。駐車場混雑も遅刻理由として扱われないため、球団は混雑時に選手だけ先に降車させ、道具と参加費を持って受付へ向かう案内も出していました。
当日の体調不良による別日への振替もありません。ただし選考中に体調不良になった場合は、回復後に途中参加できるとされています。参加枠を失いたくないために体調を隠すのではなく、早めにスタッフへ伝えます。
一次の5種目をどう準備するか
一次は希望ポジション別ではありません。投手志望でも球速測定だけ、捕手志望でも二塁送球だけへ偏らず、共通5種目を準備します。捕手防具も一次には不要です。
ボール回し:捕る前に次の送球先を見る
ボール回しは、単発の強い送球より、捕球位置、握り替え、足の運び、次の相手への送球を連続して行います。右回り・左回りを行い、捕球から送球まで足が完全に止まる回、送球が外れた方向を記録します。
遠投:50m条件と実技の再現を分ける
入口条件は50m以上ですが、一次で何mなら通過するかは公開されていません。J号球、同じ助走、同じ風向きで3投し、最初の着地点を測ります。距離だけでなく、踏み出し方向、投げ終わりのバランス、肩肘の違和感も残します。
スイング:最大速度だけを狙わない
公式は2026一次を「スイング」と表現し、測定器や合格速度を示していません。同じバットで3回振り、その後にティーまたは投球を打ちます。大きな予備動作で数字だけを上げず、実際の球へ間に合う始動とコンタクトを確認します。
塁間走:50mと別の動作として測る
参加条件には50m走、一次には塁間走が書かれています。50mの直線走だけで済ませず、一塁駆け抜け、盗塁スタート、ベースランニングを分けます。横から撮影し、一歩目、加速、ベース手前で減速する位置を確認します。
内野守備:全ポジション共通の入口
一次は希望ポジション別ではないため、外野手や投手志望も内野守備へ備えます。正面、左右、前のゴロから一塁送球を行い、打球への一歩目、捕球姿勢、握り替え、送球完了までを一つとして記録します。
一次通過後はポジション別へ切り替える
二次までの日数は短いため、一次結果後に初めて捕手防具や規定バットへ触れるのは避けます。一次前から週の一部で二次内容も準備し、通過後は希望ポジションの比率を増やします。
シートノック
内野は走者状況に応じて一塁、二塁、三塁、本塁への送球を変えます。外野はゴロ・フライから中継まで、捕手はバント処理、ブロッキング、送球、投手は投球後の守備とベースカバーまで行います。
ベースランニング
一塁駆け抜けだけでなく、一塁から三塁、タッチアップ、打球判断、コーチ確認を練習します。最高速度ではなく、ベース前後の角度と次の塁を狙う判断を動画で振り返ります。
マシン打撃
速度や球数は非公開です。3〜5球でタイミングを取り、見逃しやファウル後に構え直します。二次の選考時は大会規定を満たすバットを使うため、普段の複合バットとは別に準備します。
ピッチング
投手はワインドアップ、セット、クイックを少ない球数で投げ、狙った範囲へ届いた割合を残します。二次で投手だけを評価するのか、他ポジションも投げるのかは公式に詳しく示されていないため、案内へ従います。
捕手は二次から防具持参
一次はポジション別選考がなく、捕手防具不要です。二次以降はポジション別となり、捕手希望者は防具を持参します。貸出はありますが数に限りがあるため、自分の防具を使う場合は装着時間、サイズ、破損を事前確認します。
最終の実戦形式で見るべき動作
最終は実戦形式等です。打席結果やエラーの有無だけで振り返らず、次の場面を動作単位で準備します。
- 守備:球が来ないときのカバー、中継、走者確認
- 打撃:サイン確認、見逃し後の構え直し、打球後の走塁
- 走塁:打球判断、帰塁、次の塁を狙う準備
- 投手:走者ありのテンポ、けん制後の投球、投球後の守備
- 捕手:投手への返球、ブロッキング後の送球、守備位置への声掛け
- 全員:説明を聞く、用具を管理する、失敗後に次のプレーへ戻る
一次から最終まで短いため、通過するたびに投球量や全力走を増やしません。睡眠、痛み、全力送球数を毎日記録し、前日は調整へ切り替えます。
二次・最終のバット規定を整理
2026要項には、選考会と本大会で異なる説明があります。
| 場面 | 使用ルール | 実務上の準備 |
|---|---|---|
| 一次 | バット持参。細かな禁止素材は一次欄に明記なし | 当年案内を確認し、規定内バットも持参 |
| 二次・最終全般 | コンポジットバットは使用不可。貸出は数に限りあり | 普段から別のバットへ慣れる |
| 二次のマシン打撃 | 木製、木片・竹接合、JSBBマーク付き金属に限定 | 選考時に使う規定内バットで練習 |
| 本大会 | 上記4種。カーボンを含む複合、PU、グラスファイバー等は不可 | 後付け改造もチェック対象になり得る |
球団は、二次・最終では「コンポジットのみ不可」としつつ、二次のマシン打撃では大会規定を満たすバットだけを使用すると明記しています。貸出はありますが、本番で初めて違う重さ・長さを使わないよう、自分に合う規定内バットを早めに確認します。
2024・2025・2026年度を比較
| 年度 | 一次 | 二次 | 最終 | 公開実績 |
|---|---|---|---|---|
| 2024 | ボール回し、遠投、スイング確認、50m、立ち幅跳び、捕球 | シートノック、走塁、マシン打撃、投球 | 実戦形式等 | 約800人から16人 |
| 2025 | ボール回し、遠投、スイング、30m、立ち幅跳び、ゴロ捕球 | シートノック、走塁、マシン打撃、投球 | 実戦形式等 | 約800人から16人 |
| 2026 | ボール回し、遠投、スイング、塁間走、内野守備 | シートノック、走塁、マシン打撃、投球 | 実戦形式等 | 各枠80人・先着を明記 |
走力種目は50mから塁間へ変化
一次の走力は2024年の50m、2025年の30m、2026年の塁間走へ変わりました。参加条件の50m8.5秒以下は続いていますが、選考当日の走りは野球に近い距離へ移っています。次年度対策を50mの直線走だけに固定せず、10m・30m・塁間、一塁駆け抜けを同じフォームで記録します。
2024・2025にあった立ち幅跳びは、2026の公開種目から外れました。2027年に戻るかは不明です。毎年の要項で種目を確認し、過去種目は基礎体力の記録として残します。
二次・最終は3年間安定
二次のシートノック、ベースランニング、マシン打撃、ピッチングと、最終の実戦形式は3年連続です。一次が共通の基礎、二次がポジション別、最終がゲーム判断という流れは、次年度準備に使いやすい傾向です。
2024・2025はいずれも球団発表で約800人から16人が選ばれました。単純計算は最終選出規模の参考にすぎず、各段階の受験者・通過者数が同条件で公開されていないため、一次合格率や2026倍率は算出できません。
次年度へ向けた8週間プラン
1〜2週目:入口条件と一次5種目を記録
50m、遠投、ボール回し、スイング、塁間走、内野守備を同じ条件で撮ります。特筆技能を使う場合は、試合数、打席数、打率、飛距離等の根拠も整理します。
3〜4週目:走る距離と守備方向を変える
10m・30m・50m・塁間を測り、正面・左右・前のゴロから送球します。最大値を増やすより、少ない試技で崩れる区間を一つ修正します。
5〜6週目:二次内容を週に組み込む
シートノック、ベースランニング、規定内バットのマシン打撃、少数投球を行います。捕手は防具を着け、投手・捕手以外も希望ポジションの連続動作を確認します。
7〜8週目:3段階を短く再現し調整
共通実技、ポジション別、ゲーム形式を別日に行い、疲労を記録します。申込枠、両会場への移動、1,000円、用具、雨天案内を家族で確認し、最終週は全力遠投や投球を増やしません。
AIスポーツトレーナーを各段階に合わせて使う
公開実技ごとに、数値ではなく一連動作の比較を依頼します。
- ボール回し:
右回り5周で捕球から送球まで足が止まる回を確認したい - 遠投:
3投の助走、踏み出し方向、リリース位置の違いを比べたい - スイング:
規定内バットで着地と始動がずれる回を見つけたい - 塁間走:
一歩目からベース通過まで減速する区間を確認したい - 内野守備:
正面・左右のゴロで捕球から一塁送球までの足順を比べたい - シートノック:
打球判断後、送球先を見るタイミングが遅い場面を知りたい - マシン打撃:
5球で始動が遅れた球と、打球方向の違いを比べたい - ピッチング:
セット6球で踏み出し位置と狙いが外れた球を確認したい
AI動画分析は、50m、遠投、スイング速度を公式と同じ条件で計測したり、特筆技能や合否、実戦での人物評価を判定したりできません。肩肘の診断にも使えません。計測値、試合記録、動画を結びつけ、次の練習課題を一つ決める補助にします。
動画一次の球団との違いはNPBジュニア12球団のセレクション比較で確認できます。
よくある質問
Q: マリーンズジュニアは動画選考ですか?
2026年度は動画提出ではなく、一次・二次・最終のすべてが対面でした。次年度の方式は最新要項で確認してください。
Q: 一次は先着順ですか?
はい。2026年度は10枠が各80人の先着順で、満員の枠は選択できず、全枠が埋まれば申込期間内でも受付終了でした。
Q: 一次では希望ポジションを見てもらえますか?
2026年度の一次はポジション別選考ではありません。全員が共通種目を受け、二次から希望ポジション別になります。
Q: 捕手防具は必要ですか?
一次は不要です。二次以降は捕手希望者が持参します。貸出もありますが数に限りがあります。
Q: 50m走8.5秒、遠投50mなら合格できますか?
どちらかは応募時の入口条件ですが、合格を保証する数値ではありません。一次では共通5種目、二次ではポジション別、最終では実戦形式等を行います。
Q: 複合バットは使えますか?
二次・最終ではコンポジットバットを使えません。二次のマシン打撃は木製、木片・竹接合、JSBBマーク付き金属の規定内バットに限られます。
Q: 遅刻したら別の時間枠へ入れますか?
入れません。2026年度は選考開始に遅れると当日の他枠を含め参加不可でした。晴天・雨天の両会場と駐車場混雑を見込んで移動します。
Q: マリーンズジュニアの倍率はどれくらいですか?
2024・2025は約800人から各16人が選ばれました。ただし段階別人数と2026年の全申込数は同条件で公開されておらず、現在の一次倍率は分かりません。
公式情報の最終確認:2026年8月23日。練習例は公開種目に対応する準備案で、非公開の合格基準、倍率、効果を示すものではありません。2027年度は千葉ロッテマリーンズ公式要項を優先してください。




