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マラソン後半に失速しない走り方|30km以降のペース維持戦略

2026.02.19
マラソン後半に失速しない走り方|30km以降のペース維持戦略

マラソン後半に失速する原因を解説。30km以降のペースダウンを防ぐ走り方・エネルギー管理・メンタル維持の方法を紹介します。

【結論】後半の失速は「エネルギー切れ」と「フォーム崩れ」の2つが原因
  1. 前半をイーブンペースで走り、エネルギーを温存する
  2. 補給を計画的に行い、グリコーゲン枯渇を防ぐ
  3. 疲労時のフォーム維持で走行効率を保つ
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✅ この記事で得られる知識
  • 30km以降に失速する3つの科学的理由
  • レース中の補給タイミングと量の目安
  • 後半のフォーム維持チェックリストとメンタル戦略

「前半は調子が良かったのに、30kmを過ぎたら急に脚が動かなくなった」——いわゆる**「30kmの壁」**は、市民ランナーが最も多く経験する現象です。

しかし、この壁は原因を理解し、正しく対策すれば乗り越えられます。この記事では、マラソン後半に失速しないための走り方・補給・メンタルの戦略を解説します。


30km以降に失速する3つの原因

原因メカニズム対策
グリコーゲン枯渇筋肉のエネルギー源が底をつくレース前のカーボローディング + レース中の補給
筋疲労による フォーム崩れ体幹が崩れ、効率の悪い走りになる体幹トレーニング + フォーム意識
前半のオーバーペース前半の借金を後半に返すことになるイーブンペース or ネガティブスプリット

🔬 グリコーゲン枯渇の科学

人間の体には約2,000kcal分のグリコーゲン(筋肉と肝臓に貯蔵)があります。しかし、マラソンの消費エネルギーは約2,500-3,000kcal。つまり、補給なしで走ると必ずエネルギーが足りなくなります。これが30kmの壁の正体です。


戦略1:ペースコントロール

イーブンペースで走る

前半に1km5秒速いだけで、後半に10-15秒のペースダウンを招きます。理想は前半と後半でほぼ同じペースの**「イーブンペース」**です。

目標タイム別 ペース表

目標タイム1kmペース前半ハーフ後半ハーフ
サブ4(4時間以内)5:40/km2:00:001:58:00-2:00:00
サブ3.5(3時間半)4:58/km1:45:001:43:00-1:45:00
サブ3(3時間以内)4:15/km1:30:001:28:00-1:30:00

戦略2:補給計画

レース前日〜当日

  • 前日の夕食:炭水化物多め(パスタ、うどん、ご飯)
  • 当日の朝食:レース3時間前に。おにぎり2個 + バナナ程度
  • スタート30分前:エネルギージェル1本

レース中の補給

タイミング補給内容目的
10kmエネルギージェル + 水早めの補給で貯蔵を維持
20kmエネルギージェル + スポーツドリンクグリコーゲンの補充
30kmエネルギージェル + 塩タブレット最後の壁に備える
35kmカフェイン入りジェル(可能なら)覚醒効果でラストスパート

戦略3:後半のフォーム維持チェックリスト

疲れた時にこの5つのポイントを意識するだけで、フォーム崩れを最小限に抑えられます。

📋 疲労時のフォーム維持5ポイント

  • 1.顎を引く — 顎が上がると体が反り、効率が落ちる
  • 2.肩の力を抜く — 疲れると肩が上がる。意識的に下げる
  • 3.腕を後ろに引く — 腕振りが小さくなりがち。肘を後ろに引く意識
  • 4.骨盤を前傾 — 腰が落ちるとストライドが縮む。おへそを前に出す感覚
  • 5.足音を小さく — バタバタ走るのは着地衝撃が大きい証拠。静かに着地する

戦略4:メンタル戦略

30km以降の心の持ち方

  • 「あと12km」ではなく「次の1km」だけ考える(距離を小分けにする)
  • 沿道の応援を力に変える(名前を呼ばれたら手を上げる余裕を)
  • **「苦しいのは全員同じ」**と認識する(周りのランナーも同じく苦しい)

ネガティブ思考を切り替えるフレーズ

❌ NG
「もう無理」「脚が動かない」
✅ OK
「あと1km」「フォームを整えろ」「まだ行ける」

FAQ:マラソン後半の失速に関するよくある質問

Q
30km走の練習は必要ですか?
はい、レースの2-3週間前に少なくとも1回は30km走を行うことをおすすめします。30km走を経験しておくことで、本番の「30kmの壁」の感覚を事前に知り、対策を立てられます。ペースは本番より10-15秒/km遅めで十分です。
Q
カーボローディングは効果がありますか?
効果があります。レース3日前から炭水化物の割合を増やすことで、グリコーゲンの貯蔵量を通常より20-30%増やせます。ただし、食べ過ぎて体重が増えすぎないよう注意。普段の食事の炭水化物比率を高める程度でOKです。
Q
フォームの崩れは自分で気づけますか?
疲労時は感覚が鈍るため、自分では気づきにくいです。練習でのロング走をスマホで撮影し、AIスポーツトレーナーで序盤と終盤のフォームを比較すると、疲労時にどこが崩れやすいかがわかります。事前に弱点を把握しておくと、本番で意識的に修正できます。

まとめ:マラソン後半を攻略する3つの鉄則

  1. 前半はイーブンペースを厳守する(「調子が良い」の罠に乗らない)
  2. 10km毎にエネルギー補給して、グリコーゲン枯渇を防ぐ
  3. フォーム維持の5ポイントを後半に意識する(特に骨盤と腕振り)

後半の失速は「努力不足」ではなく「戦略の問題」です。正しい準備と計画で、30kmの壁を乗り越えましょう。

📅 最終更新: 2026年2月 | 記事の内容は定期的に見直しています

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