短距離のタイムが伸び悩む原因をスタート・中間走・ピッチの3つから解説。100m・50mのタイムを縮めるための具体的な練習方法を紹介します。
【結論】タイムが伸びないのは「加速区間」か「最高速維持」に問題がある
- ①スタートの反応と加速:最初の30mで勝負が決まる
- ②ピッチ(回転数)とストライド(歩幅)のバランスを最適化
- ③後半の減速を防ぐフォーム維持と体力配分
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✅ この記事で得られる知識
- ✓100m走で遅い人がハマる3つの罠
- ✓スタート・加速・最高速維持の各フェーズの練習法
- ✓ピッチ型 vs ストライド型の判別と自分に合ったスタイル
「練習しているのにタイムが縮まらない」「頑張っているのに遅いまま」——短距離のタイムが伸び悩む時、ただ走り込むだけでは効果がありません。
100mは大きく3つのフェーズに分かれています。どのフェーズに課題があるかを特定し、そこを集中的に改善することでタイムは縮まります。
100mの3フェーズ
| フェーズ | 距離 | 鍵となる要素 | よくある問題 |
|---|---|---|---|
| 加速区間 | 0-30m | スタート反応 + 爆発力 | 体が早く起き上がる |
| 最高速区間 | 30-70m | ピッチ × ストライド | 力みでフォームが崩れる |
| 速度維持区間 | 70-100m | フォーム維持 + スタミナ | 後半に大きく減速する |
改善1:スタート&加速の強化(0-30m)
ドリル:ブロックスタート3ステップ
- セット:前足の膝はスタートラインの真下、後ろ足は臀部の真下
- 反応:号砲と同時に、前足で地面を斜め後ろに蹴る
- 加速:最初の5歩は頭を下げたまま(すぐに起き上がらない)
よくある間違い:スタート直後に体を起こしてしまう → 加速区間を無駄にする。最初の5-10歩は前傾姿勢のまま加速を続けるのが正解。
ドリル:坂道ダッシュ
- 緩やかな上り坂(5-10°)を30mダッシュ
- 坂の傾斜が自然な前傾姿勢を作ってくれる
- 5本 × 3セット(間に90秒休憩)
改善2:ピッチとストライドの最適化(30-70m)
最高速度を上げるには、**ピッチ(足の回転数)とストライド(歩幅)**のバランスが重要です。
ピッチ型(回転重視)
- • 身長が低めの選手に適性あり
- • 足の回転を速くすることでスピードを出す
- • ラダードリルで強化
ストライド型(歩幅重視)
- • 身長が高い選手に適性あり
- • 1歩の推進力を最大化する
- • バウンディングで強化
ドリル:ラダートレーニング(ピッチ強化)
- ラダー(なければ地面にテープで目印)を用意
- 各マスに1歩ずつ、できるだけ速く足を入れる
- 3セット × 各パターン(1歩、2歩、横ステップ)
ドリル:バウンディング(ストライド強化)
- 大きく跳ぶように走る(1歩を最大限に伸ばす)
- 30m × 5本
- 着地の時に膝が潰れないよう、反発をもらって次の跳躍につなげる
改善3:後半の減速を防ぐ(70-100m)
100mの後半で大きく失速する選手は、フォームの崩れか乳酸耐性の不足が原因です。
ドリル:ファルトレク(変化走)
- 60mを全力で走り → 40mをジョグ → また60m全力
- 全力区間で後半のフォーム崩れを意識
- 5本 × 2セット
フォーム維持のコツ
- 疲れた時ほど腕を大きく振る(脚は腕に連動する)
- 顎を引いて前を見る(顔が上がると体が反る)
- 肩の力を抜く(握りこぶしを軽くする)
FAQ:短距離タイムに関するよくある質問
Q
50m走と100m走で改善すべきポイントは違いますか?
50mはスタートと加速が9割です。最高速に達する前にゴールするため、加速区間の改善が最も効果的。100mは最高速の維持も重要になります。
Q
自分のフォームの問題点はどう確認すればいい?
横から走っている動画を撮影し、AIスポーツトレーナーに分析させると、スタート時の前傾角度、接地位置、ピッチとストライドのバランスをAIが評価してくれます。
まとめ:タイムを縮める3つの鉄則
- スタート後の加速区間を最大化する(頭を下げて前傾キープ)
- **自分のタイプ(ピッチ型 or ストライド型)**に合った練習をする
- 後半の減速を防ぐためにフォーム維持を意識する
タイムが伸びない時こそ、「量」ではなく「質」の練習に切り替えましょう。
📅 最終更新: 2026年2月 | 記事の内容は定期的に見直しています



