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サッカーのポジション別役割と動き方|初心者でもわかる完全ガイド

2026.02.17
サッカーのポジション別役割と動き方|初心者でもわかる完全ガイド

サッカーの各ポジション(FW、MF、DF、GK)の役割・求められるスキル・動き方を完全解説。ポジション別の適性診断、現代サッカーのトレンド(偽9番・インバーテッドSBなど)、AI動画分析によるポジショニング改善法まで。

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この記事は「サッカー練習ガイド」の一部です

ポジションの理解はサッカー上達の第一歩です。この記事は、技術・戦術・体力を網羅した完全ガイドの個別詳細記事です。

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📌 この記事の結論

サッカーのポジションはFW(フォワード)・MF(ミッドフィルダー)・DF(ディフェンダー)・GK(ゴールキーパー)の4カテゴリに大別され、さらに9つの細分化されたポジションに分かれます。現代サッカーでは「1つのポジションだけをこなす」選手は通用しなくなっており、複数ポジションへの適応力(ポリバレント性)が重要視されています。本記事では各ポジションの役割・求められるスキル・代表的な選手のプレースタイルを解説し、自分に合ったポジションを見つけるための適性診断も提供します。

サッカーのポジションとは:11人の役割分担を俯瞰する

サッカーのポジションとは、フィールド上の11人がそれぞれ担う守備エリアと攻撃における役割の分担を指す。1チーム11人のうちGKは1人で固定、残りの10人がFW・MF・DFに配置される。代表的な配置パターン(フォーメーション)には4-3-3、4-4-2、3-5-2などがあり、チームの戦術に応じて変化する。

4大カテゴリと9つの細分ポジション

カテゴリ細分ポジション略称主な役割(一言で)
FWセンターフォワードCFゴールを決める。チームの得点源
ウイング / セカンドトップWG / STサイドからの突破、チャンスメイクと得点
MF攻撃的MF / トップ下OMF / AM決定的なラストパスやドリブルでの崩し
守備的MF / ボランチDMF / CDM守備の盾と攻撃の起点。チームの舵取り
サイドハーフSHサイドの攻守を一人で担うバランサー
DFセンターバックCB守備のリーダー。空中戦と対人守備
サイドバックSBサイド守備+攻撃参加。現代最重要ポジション
GKゴールキーパーGK唯一手が使える。シュートストップの守護神

FW(フォワード):攻撃の主役

フォワードとは、相手ゴールに最も近い位置でプレーし、得点を奪うことを最大の使命とするポジションを指す。1試合あたりのシュート数は平均3〜5本であり、限られたチャンスを決め切る「決定力」が最重要スキルとなる。

センターフォワード(CF)

  • 役割: シュートを決める。相手DFを引きつけてスペースを作る。ポストプレーで味方を生かす
  • 求められるスキル: 決定力(シュート精度)、フィジカル、ヘディング、裏への飛び出しのタイミング
  • よくある間違い: ボールに寄りすぎて相手DFの間に入れない → DFとDFの「間」に立ち、パスコースを作る
  • 難易度: ★★★★(相手DFと常に駆け引きする精神力が必要)
  • 成長のコツ: 「ゴールから逆算して動く」——まずシュートの位置を決め、そこに到達するための動き方を考える

ウイング(WG)/ セカンドトップ(ST)

  • 役割: サイドからのドリブル突破、カットインシュート、クロスでのチャンスメイク
  • 求められるスキル: スピード、ドリブル技術、利き足と逆足でのプレー、スタミナ
  • よくある間違い: 常にサイドに張っている → 中に入る動き(カットイン)と外に開く動きのバリエーションが必要
  • 難易度: ★★★(スピードがあれば活躍しやすいが、守備も求められる)
  • 成長のコツ: 逆足でのシュート精度を上げると、カットインの威力が倍増する

MF(ミッドフィルダー):攻守のエンジン

ミッドフィルダーとは、フィールド中央でボールの配給と守備のフィルターを担い、チーム全体の攻守のバランスを司るポジションを指す。1試合あたりの走行距離は平均10〜12kmで全ポジション中最長であり、体力と判断力の両方が求められる。

攻撃的MF(OMF / トップ下)

  • 役割: ラストパス(決定的なスルーパス)、ミドルシュート、ドリブルでの局面打開
  • 求められるスキル: パスセンス、創造性、ボールキープ力、視野の広さ
  • よくある間違い: パスばかり狙う → 自分でもゴールを狙う姿勢がないと、相手に読まれる
  • 難易度: ★★★★★(技術と判断力の両方が最高レベルで求められる)
  • 成長のコツ: 「顔を上げてプレーする」習慣をつける。ボールを受ける前に3秒間周囲を見る

守備的MF(DMF / ボランチ)

  • 役割: インターセプト、ビルドアップの起点、DFラインのカバーリング、ゲームテンポのコントロール
  • 求められるスキル: 危機察知能力、正確なパス、運動量、ポジショニング、守備力
  • よくある間違い: ボールを奪いに前に出すぎる → 「自分の後ろにスペースを空けない」が最優先
  • 難易度: ★★★★(地味だが最も知的なポジション)
  • 成長のコツ: 試合を上から俯瞰する映像を見て「自分がいるべき位置」を確認する

サイドハーフ(SH)

  • 役割: サイド攻撃の起点、クロスの供給、守備時のプレスバック(自陣に戻る動き)
  • 求められるスキル: スタミナ(攻守の上下動)、クロスの精度、1対1の突破力
  • よくある間違い: 攻撃だけに集中して守備に戻らない → 「攻撃の花形」ではなく「攻守のバランサー」
  • 難易度: ★★★(スタミナがあれば活躍できるが、戦術理解も必要)
  • 成長のコツ: 1試合の走行距離を記録し、11km以上を目標にスタミナを強化する

DF(ディフェンダー):守備の要塞

ディフェンダーとは、自陣ゴールを守り、相手の攻撃を阻止するポジションを指す。現代サッカーではDFもビルドアップ(攻撃の組み立て)に参加する能力が求められ、「守れるだけ」では通用しなくなっている。

センターバック(CB)

  • 役割: 相手FWのマーク、空中戦(ヘディング)、ラインコントロール、コーチング(味方への指示)
  • 求められるスキル: フィジカル、ヘディング、1対1の守備、ビルドアップのパス能力
  • よくある間違い: ボールを奪ったら適当にクリアする → 現代CBは「守備→正確なパスで攻撃に繋げる」が必須
  • 難易度: ★★★★(ミスが直接失点に繋がる緊張感)
  • 成長のコツ: 「相手FWの一歩前に立つ」ポジショニングを意識し、インターセプトの回数を増やす

サイドバック(SB)

  • 役割: サイドの守備、オーバーラップ(攻撃参加)、クロス供給、守備ブロック形成
  • 求められるスキル: スピード、スタミナ(1試合12km以上走る)、クロスの精度、対人守備力
  • よくある間違い: 攻撃に夢中で守備に戻れない → 「行くなら帰る」を徹底する
  • 難易度: ★★★★★(攻守両方の最高レベルが求められる現代最重要ポジション)
  • 成長のコツ: インターバルトレーニング(ダッシュ+ジョグの繰り返し)でスタミナを養う

GK(ゴールキーパー):唯一無二の守護神

ゴールキーパーとは、ペナルティエリア内で唯一手を使ってプレーできる特殊なポジションを指す。現代GKには従来のシュートストップ能力に加え、足元の技術(ビルドアップ参加)やスイーパーとしての飛び出しも求められる。

  • 役割: シュートストップ、クロスボール処理、コーチング(最後尾からの指示出し)、ビルドアップの起点
  • 求められるスキル: 反射神経、キャッチング、ポジショニング、キック力、勇気
  • よくある間違い: ゴールラインに張り付く → 状況に応じて1〜3m前に出てシュートコースを狭める
  • 難易度: ★★★★★(ミス1つが失点。孤独に耐える精神力)
  • 成長のコツ: 「声を出し続ける」——GKの指示でDFが正しく動けば、シュートを打たれずに済む

ポジション適性診断:あなたに合うのはどこ?

あなたの強みおすすめポジション理由
足が速いWG、SBスピードでサイドを制圧できる
スタミナがあるDMF、SH、SB攻守に走り回る持久力が最大の武器になる
背が高い・フィジカルが強いCF、CB、GK空中戦やフィジカルコンタクトで優位に立てる
パスが得意(視野が広い)OMF、DMFチームの「脳」として攻撃を組み立てる
シュートが得意CF、ST、OMFゴール前で決定力を発揮できる
守備が好き(相手を止めたい)CB、DMF守備の達成感を最も感じられるポジション
反射神経が良いGK一瞬の判断で試合を救える唯一のポジション

現代サッカーのポジション進化

従来 vs 現代の役割変化

ポジション従来の役割現代の追加要素
CFゴール前で待ってシュートを打つ中盤に降りてビルドアップに参加(偽9番)
SBサイドを上下するだけ中央に入ってボランチのように振る舞う(偽SB)
CB守ってクリアするだけ正確なロングパスで攻撃のスイッチを入れる
GKシュートを止めるだけ足元の技術でビルドアップに参加、スイーパーとして広い範囲をカバー

育成年代のアドバイス: 小学生〜中学生の時期はポジションを固定せず、できるだけ多くのポジションを経験することが推奨される。様々なポジションを経験することで「ボールを持っていない時に何をすべきか」の判断力が養われ、どのポジションに就いても質の高いプレーができるようになる。


FAQ:ポジションに関するよくある質問

Q
ポジションはいつ頃固定されるものですか?
一般的に、小学生年代はさまざまなポジションを経験し、中学生〜高校生で本人の希望や適性、チーム事情に応じて徐々に固定されていきます。ただし、プロの世界でもポジション変更(コンバート)は頻繁に行われており、FWからDFへ転向して大成した選手も数多くいます。「この位置しかできない」と決めつけず、柔軟に考えましょう。
Q
現代サッカーで最も重要なポジションはどれですか?
すべてのポジションが重要ですが、近年はボランチ(DMF)とサイドバック(SB)の役割が特に高度化しています。ボランチは守備の盾と攻撃の起点を同時に担い、試合のテンポをコントロールする「チームの心臓」です。SBは攻守の上下動に加え、中央に絞ってプレーする「偽SB」の戦術も普及しており、現代サッカーの勝敗を左右するキーポジションと言われています。
Q
GKは身長が低いと無理ですか?
身長が高い方が有利ですが、必須条件ではありません。反射神経、ポジショニングの正確さ、ジャンプ力で身長差をカバーすることは十分可能です。また、現代GKに求められる「足元の技術」や「コーチング能力」は身長と無関係な能力であり、小柄でも世界レベルのGKとして活躍した選手は実在します。
Q
自分のポジションがわかりません。どう決めればいいですか?
まず「攻撃が好きか、守備が好きか」「走るのが好きか、戦うのが好きか」という大枠で考えましょう。次に、上の適性診断表で自分の強みと合致するポジションを確認します。それでも迷う場合は、コーチやチームメイトに「自分はどこが向いていると思う?」と聞いてみてください。また、AIスポーツトレーナーアプリで自分のプレー動画を分析し、動きの傾向(攻撃寄りか守備寄りか)を客観的に確認する方法も有効です。
Q
ポジション変更(コンバート)はよくあることですか?
はい、プロの世界でも非常に多いです。攻撃的MFからボランチへ、FWからウイングバックへなど、選手の成長やチーム事情に応じてポジションが変わることは珍しくありません。コンバートによって新しい強みが開花し、キャリアが大きく飛躍するケースも多くあります。育成年代では積極的にいろいろなポジションを試すことが推奨されています。
Q
8人制サッカー(少年サッカー)のポジションは11人制と違いますか?
8人制サッカー(U-12)でもGK・DF・MF・FWの基本構造は同じですが、人数が少ないぶん各ポジションの守備範囲が広く、全員がより多くの場面に関わります。3-3-1や2-3-2といったフォーメーションが一般的で、11人制よりもポジションの境界が曖昧なため、逆に言えば「すべてのポジションの要素を学ぶ」絶好の環境です。

まとめ:ポジション理解を深める3つのアクション

  1. 今日: 上の適性診断表で自分の強みを確認し、最も合いそうなポジションを2つ選ぶ
  2. 今週: 次の練習で普段と違うポジションを1試合だけ試し、新しい視点を体感する
  3. 2週間後: 試合動画をAIスポーツトレーナーアプリで分析し、自分のポジショニング(立ち位置)の傾向を数値で確認する

📅 最終更新: 2026年2月 | 記事の内容は定期的に見直しています

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