ジャイアンツジュニアのセレクションを2026年公式要項と過去の選考傾向から解説。130秒動画(デジタルトライアウト)8項目の撮影手順・画角・球数・禁止事項、2次実技・測定・最終選考の流れ、次年度に向けた準備を整理します。
この記事の要点
- 2026年度は130秒以内の動画で8項目の実技・自己紹介を提出する形式
- 2024〜2026年でデジタルチャレンジ(動画選考)からの実技・測定移行が継続
- 動画審査クリア後に待ち受ける実技テスト・数値測定への総合的な準備が重要
ジャイアンツジュニアの2026年度一次選考は、野手なら5項目、投手・捕手は追加項目を含む合計130秒以内のデジタルチャレンジでした。「投球・打撃を撮る」という概要だけでなく、打撃は同一試合の2打席、投手は2方向から計6球、捕手の二塁送球も2方向と、球数・画角まで指定されています。
また、一次動画の後には対面の実技・測定・最終選考がありました。動画を期限どおり提出する準備と、通過後に基本動作や実戦対応を見せる準備を分けて考える必要があります。
情報確認日:2026年8月23日
一次動画の内容はNPB公式、2024・2025年は読売巨人軍公式PDFを正本にしています。2026年の二次以降の日程は、球団発表を報じたFull-Countで確認した情報です。公開されていない測定種目や合格基準は推測しません。
2026年度の応募条件
NPB公式の2026年度応募詳細では、次の条件が示されました。
- 小学6年生である。軟式・硬式は問わない
- チーム代表者または監督の承認を得ている
- 心身ともに健康である
- ジュニアチームにふさわしい人間性と野球能力を持つ
- 短期間の活動でも自分の力量を発揮し、チームへ貢献できる
- クリア条件のどれか1つ以上を満たす
クリア条件は、次のどちらかです。
- 50m走7.5秒以下、または遠投が軟式65m・硬式60m・ソフトボール55m以上
- 特筆すべき技能がある。公式例は平均打率5割以上、突出した飛距離など
2024・2025年度の球団公式PDFには、全国から応募できる一方、9〜12月の土日祝を中心とした活動へ通える範囲であることが記載されていました。2026年度も短期間の活動へ貢献できることが条件なので、居住地だけで判断せず、練習・試合へ継続参加できる移動計画を家族で確認します。
2026年度の選考フロー
一次は6月1日〜30日に動画を提出し、7月10日ごろメールで結果が連絡されました。公開報道で確認できる二次以降の日程は次の通りです。
| 段階 | 日程 | 場所 | 公開範囲 |
|---|---|---|---|
| 一次 | 6月1日〜30日 | オンライン | 130秒動画8項目。NPB公式で詳細公開 |
| 二次 | 7月20日 | ジャイアンツタウンスタジアム | 対面選考。個別種目は公開確認できず |
| 三次・実技 | 7月23日 | 調布市民西町少年野球場 | 実技。個別種目は公開確認できず |
| 三次・測定 | 7月28日 | ジャイアンツ球場 | 測定。測定項目・基準は公開確認できず |
| 最終 | 7月31日 | 調布市民西町少年野球場 | 最終選考。詳細は公開確認できず |
測定があるからといって、球速、スイング速度、50m走など特定の種目を実施したとは断定できません。通過者へ個別に届く案内が最優先です。
一次動画の仕様:130秒・500MB・横向き
- 撮影時間:合計130秒以内
- ファイル形式:
mov / mp4 / mpeg4 / avi / wmv / mpeg / mpg / 3gpp / 3gp - 最大容量:500MB
- 画面方向:必ず横向き
- 応募方法:インターネットでアップロード。郵送不可
- 禁止:BGM、指定されていない動画
縦動画と横動画を混ぜて編集すると、完成ファイルが縦長になり、横向きモニターで再生した際に大きな余白が出る可能性があります。撮影素材だけでなく、書き出した完成動画が横向きかを確認します。
ポジション別の130秒構成
野手は内野・外野の希望にかかわらず、①〜⑤をすべて提出します。投手・捕手は共通項目に専用項目を加えます。
| 項目 | 目安 | 対象 | 必須内容 |
|---|---|---|---|
| ①キャッチボール・クイックスロー | 約20秒 | 全員 | 投捕各2球、クイックスロー5往復 |
| ②打撃映像 | 約20秒 | 全員 | 同一試合2打席。投球間はカット |
| ③内野守備 | 約20秒 | 全員 | 正面から捕球〜送球を連続3球 |
| ④外野守備 | 約20秒 | 全員 | 後方・左右のフライから送球まで連続3回 |
| ⑤一塁駆け抜け | 約20秒 | 全員 | 一塁側から撮影 |
| ⑥ピッチング | 約30秒 | 投手 | 2方向から各3球、計6球。クイック1球必須 |
| ⑦キャッチング | 約15秒 | 捕手 | 外角2球・内角2球を投手後方から |
| ⑧セカンドスロー | 約15秒 | 捕手 | 2方向から各1球。投球開始〜タッチまで |
8項目の撮影方法を具体化
①キャッチボールとクイックスロー
キャッチボールは対象選手の斜め前から、対象選手だけを撮影します。2球を投げ、2球を捕ります。そのまま同じ画角でクイックスローを5往復、合計10回行います。
クイックスローでは速さだけを求めて足を止めるのではなく、捕球、握り替え、相手へ向くステップ、送球が同じリズムで続くかを練習します。
②打撃:同一試合の2打席
捕手後方側などから、同一試合の2打席分を撮影します。ボール球や見逃しも含めた打席全体が対象です。投球間はカットして時間を短くしますが、都合のよいスイングだけを抜き出した映像ではありません。
2打席以外の追加打撃は入れないよう明記されています。試合映像が難しい場合は練習映像でもよいとされていますが、公式例から外れる場合は最新案内を再確認します。
③内野守備:正面から連続3球
対象選手の正面から、捕球から送球までを連続3球撮影します。対象選手だけが映る画角です。成功した1球ずつを別日に撮ってつなぐのではなく、構え直しを含む連続性を残します。
④外野守備:正面以外のフライ3方向
後方、左、右のフライを捕球し、送球まで連続3回行います。正面の打球ではなく、移動が必要な打球を使い、対象選手だけを映します。
一歩目で打球と反対へ動かないか、落下点へ入ってから送球方向へ体を向けられるかを、練習動画で確認します。
⑤一塁駆け抜け:一塁側から
一塁側から撮影します。スタート直後だけでなく、ベース手前の加速、ベースの踏み方、駆け抜け後まで画面内へ収めます。
⑥投手:2方向・計6球
捕手の真後ろと投手の真後ろから各3球、合計6球を撮ります。少なくとも1球はクイック投球を入れ、投球間はカットします。捕手後方の映像は試合映像でも可です。
2方向を同じ位置から撮ったように扱わず、捕手後方では投手・捕手とボールのライン、投手後方では投手の全身と捕手が隠れない距離を確保します。
⑦捕手のキャッチング:内外角4球
投手後方から、外角2球、内角2球の計4球を撮ります。捕手は体を真ん中に構える指定です。捕球位置へ先回りして体全体を大きく移動させるより、構えからミットを出す動きを確認します。
⑧捕手の二塁送球:2方向・タッチまで
捕手後方と二塁後方から各1球、計2球を撮ります。投手が投球動作へ入った時点から二塁でタッチするまでを入れ、捕手、投手、二塁ベースをすべて映します。試合映像も使用できます。
共通の圧縮・書き出し手順は野球セレクション動画審査ガイドで確認できます。
動画で失格や確認不足につながりやすい点
- 130秒を超える、500MBを超える
- 縦向きで書き出す、縦横素材を混在させる
- BGMや指定外のアピール映像を入れる
- 野手なのに内野・外野のどちらかを省く
- 打撃を同一試合2打席ではなく、成功スイング集にする
- 内野・外野守備を連続3回で撮らない
- 投手のクイック投球を入れ忘れる
- 捕手送球で二塁タッチ前に映像を切る
- 指定回数を増やし、必要な項目の時間を圧迫する
一次通過後の実技・測定へ備える
2026年度は二次、三次実技、三次測定、最終の4段階が報じられていますが、具体的な実技・測定種目は一般公開を確認できません。そこで、一次動画の延長で準備できる動作と、実戦で必要な動作を分けます。
一次動画から続ける項目
- キャッチボールとクイックスローを、初対面の相手とも同じテンポで行う
- 内外野の両方で、連続3球の間に構えを作り直す
- 一塁駆け抜けを、打撃後の走塁として行う
- 投手はクイックと通常投球を混ぜてもフォームを大きく変えない
- 捕手はキャッチング、二塁送球、ブロッキングを一連で行う
実戦形式へ追加する項目
- アウトカウントと走者を確認して送球先を選ぶ
- 打球が来ないときのカバーリングとベースカバー
- 打席で見逃し・ファウル後にタイミングを修正する
- 投手の牽制、バント処理、一塁カバー
- 捕手の返球、ワンバウンド処理、内野への声かけ
測定対策として未公開種目を想定しすぎるのではなく、応募条件にある50m走と遠投の記録を、同じ距離・同じ測定手順で定期的に残します。測定値を短期間で上げようとして投球数を急増させないことも重要です。
2024・2025・2026年度の違い
| 年度 | 一次 | 公開された対面日程 | 応募手続き・注意点 |
|---|---|---|---|
| 2024 | デジタルトライアウト | 二次:7月22日、ジャイアンツ球場 | 申込と動画投稿の2フォーム。硬式所属者は推薦状。合格者は肩肘検診必須 |
| 2025 | デジタルトライアウト | 二次:7月22日、ジャイアンツ球場 | 申込と動画投稿の2フォーム。活動へ通える6年生、全国応募可 |
| 2026 | NPBデジタルチャレンジ・130秒8項目 | 二次、三次実技、三次測定、最終の計4段階 | NPBフォームで条件・球数・画角・容量まで詳細化 |
3年間で継続している傾向
- 小学6年生が中心で、軟式・硬式を問わない
- 50m走、遠投、または特別な技能という入口条件
- 一次は動画、通過後は対面選考
- チーム活動へ継続参加できることが前提
- 所属チームの承認・推薦を重視
- 合格者の肩肘検診を実施する方針
2026年度の主な変更点
2024・2025年度の一般公募PDFでは一次動画と二次実技が中心に案内されていました。2026年はNPBデジタルチャレンジへ移り、130秒・8項目・各球数・撮影方向が一般公開され、対面も実技と測定を分けた4段階の日程となりました。
8週間の準備プラン
1〜2週:8項目を別々に撮る
編集せず長めに撮り、必要人数・場所・画角を確認します。打撃2打席を撮れる試合、外野フライ3方向、捕手送球の二塁後方などは直前に準備しにくいため、所属チームへ早めに相談します。
3〜4週:連続回数を公式条件へ合わせる
内野3球、外野3回、投手6球、捕手キャッチング4球など、指定回数を途中で崩さず実施します。成功球だけを後から集めるのではなく、構え直しを含めて一連で行います。
5〜6週:実戦判断を加える
走者付きノック、打席、投手のクイック、捕手の二塁送球を実戦の流れで行います。一次用の撮影練習だけに偏らず、二次以降へつなげます。
7週:130秒の仮編集
公式の目安時間で一本化し、横向き、容量、回数、順序を確認します。家族以外の指導者にも「誰が対象選手か」「ボールの流れが見えるか」を確認してもらいます。
8週:不足だけを撮り直す
全種目を何度も撮り直さず、画角切れ、指定回数不足、時間超過のある項目だけを修正します。痛みや疲労があるときは撮影を優先しません。
AIスポーツトレーナーへの具体的な導線
提出用の指定画角と、フォーム分析に向く画角は同じとは限りません。提出動画は公式どおりに作り、練習では比較用動画を追加します。
- クイックスロー:
捕球から握り替え、足の向き、リリースまで、動きが止まる箇所を確認したい - 内野守備3球:
3球で捕球位置と一塁方向へのステップが変わっていないか - 外野フライ3方向:
落下点への最初の一歩と、捕球後に送球方向へ向く順序を比較したい - 投手6球:
通常投球とクイックで、着地位置や上体の開きがどう変わるか - 捕手送球2方向:
捕球からタッチまでの中で、握り替えと足運びのどちらに時間を使っているか
AIは動作を比較・分解する補助にはなりますが、動画から公式な50m走・遠投・球速を測ること、肩肘を診断すること、測定選考の非公開項目を予測すること、合否を判定することはできません。
他球団の動画秒数、対象地域、対面選考との違いはNPBジュニア12球団のセレクション比較で確認できます。
よくある質問
Q: ジャイアンツジュニアは全国から応募できますか?
2024・2025年度の公式PDFでは全国から応募可能でしたが、土日祝の活動へ通える範囲であることが前提でした。2026年度は小学6年生、チーム承認、活動へ貢献できることなどが条件です。次年度要項で対象地域と活動条件を再確認してください。
Q: ジャイアンツジュニアの動画は何秒ですか?
2026年度は合計130秒以内でした。全員共通5項目に、投手は約30秒、捕手はキャッチング・二塁送球各約15秒を加えます。
Q: 野手は内野と外野のどちらかだけでよいですか?
いいえ。2026年度は内野・外野の希望にかかわらず、野手はキャッチボール、打撃、内野守備、外野守備、一塁駆け抜けのすべてが必要でした。
Q: 打撃は練習で撮ってもよいですか?
公式指定は同一試合2打席です。試合撮影が難しい場合は練習映像でもよいと案内されていました。次年度の最新文言を優先してください。
Q: 投手は何球投げますか?
捕手後方と投手後方から各3球、計6球です。そのうち1球以上はクイック投球を入れます。
Q: 二次・三次の測定種目は何ですか?
2026年度に測定日があったことは報じられていますが、一般公開された公式資料で個別種目・数値基準を確認できません。通過者へ届く案内以外から推測しないでください。
Q: 50m走7.5秒を切らないと応募できませんか?
遠投条件、または特筆技能の条件でも応募できます。ただし、入口条件のいずれかを満たすことは合格を意味しません。
Q: 肩肘検診で異常があるとどうなりますか?
2024年度公式PDFでは、合格者全員に肩肘検診を義務付け、大会までに復帰できないと診断された場合は選手を入れ替える可能性があると記載されています。痛みがある場合は隠さず早めに相談・受診してください。
公式情報の最終確認:2026年8月23日。二次以降の非公開種目や合格基準は推測していません。撮影・練習例は合格や効果を保証するものではなく、次年度の読売巨人軍・NPB公式要項が最優先です。




