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ゼロポジション (Zero Position)

肩甲骨の棘(肩甲棘)と上腕骨の軸が一直線になるポジション。肩関節の負担が最も少なく、かつインナーマッスルが最も効率よく働く位置とされる。

ゼロポジションとは

ゼロポジション(Zero Position)とは、腕を挙げた際、肩甲骨の骨格的な軸(肩甲棘)と上腕骨の軸が一直線に揃う位置のことを指します。一般的には、頭の後ろで手を組んだ時の腕の角度に近い位置(約130度〜150度挙上・軽度外旋位)と言われています。

このポジションでは、肩関節周辺の筋肉(アウターマッスル)と回旋筋腱板(ローテーターカフ・インナーマッスル)の張力が均等になり、上腕骨頭が関節窩(受け皿)に安定して収まります。

なぜ重要なのか?

  1. 怪我の予防: 関節の適合性が最も良いため、ねじれや剪断力がかかりにくく、投球障害(野球肩など)のリスクを最小限に抑えられます。
  2. パフォーマンス最大化: 筋肉のバランスが整うことで、無駄な筋力を使わずに、効率よく力をボールに伝えることができます。「力が入りやすく、負担が少ない」理想的な位置です。

投球動作との関係

ピッチャーがボールをリリースする瞬間(リリースポイント)において、腕がこのゼロポジションにあることが理想とされています。

  • 肘が下がる: ゼロポジションより低い位置でリリースすると、肘の内側(内側側副靭帯)に強い牽引力がかかります。
  • 肘が上がりすぎ: 無理に肘を上げすぎても、肩峰下インピンジメントなどの原因になります。

ゼロポジションの確認方法

  1. リラックスして立ちます。
  2. 両手を頭の後ろで組みます(後頭部に手のひらを当てる)。
  3. その状態で肘を張ります。
  4. その肘の高さ・角度が、その人にとっての概ねのゼロポジションです。
  5. その位置から肘を伸ばしてボールをリリースする感覚を掴みましょう。
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