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捻転差 (Hip-Shoulder Separation)
「割れ」とも呼ばれる。投球やスイング動作において、骨盤(下半身)が回転を始めているのに対し、上半身(胸郭)がまだ開かずに残っている状態の角度差のこと。
捻転差(Hip-Shoulder Separation)とは
捻転差(Hip-Shoulder Separation)は、野球のピッチングやバッティング、ゴルフのスイングなど、回転動作を伴うスポーツにおいて、パワーを生み出すための最も重要な要素の一つです。日本では「割れ」や「タメ」と表現されることもあります。
下半身(骨盤)が投球方向へ回転を開始しているにもかかわらず、上半身(肩のライン)は閉じたままの状態を維持することで、体幹部分(腹斜筋など)が強く引き伸ばされます。このねじれが戻ろうとする強い力(SSC)を利用して、高速なスイングや投球が可能になります。
捻転差のメリット
- 球速・スイングスピードの向上: 体幹の大きな筋肉を使った強力な回転力が得られます。
- 怪我の予防: 腕の力に頼らずに投げられるため、肩や肘への負担が分散されます(ただし、無理な捻転は腰への負担になることもあります)。
- 「開き」の抑制: 打者からボールが見えにくい時間を長く作ることができます(ピッチングの場合)。
習得のポイント
- ステップ足の着地: 着地した瞬間に、おへそはキャッチャー方向を向き始めているが、胸はまだサード方向(右投手の場合)を向いている状態を作ります。
- 柔軟性: 胸郭(肋骨周り)と股関節の柔軟性が低いと、十分な捻転差を作ることができません。
AI動作解析では、この骨盤と肩のラインの角度差を数値化し、適切な「割れ」ができているかを診断します。