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重心 (Center of Mass)
物体の質量が一点に集中しているとみなせる点。スポーツにおいては、身体の重心位置をコントロールすることで、バランスを保ったり、効率よく移動・加速したりすることができる。
重心(Center of Mass: COM)とは
人間の身体における重心は、直立姿勢では一般的に「おへその下あたり(仙骨のやや前方)」にあると言われています。しかし、姿勢が変われば重心の位置も変化します(例えば、腕を上げれば重心は上がります)。
スポーツでの活用
1. 安定性(Stability)
重心が低く、かつ「支持基底面(両足で囲まれた範囲)」の中心にあるほど、身体は安定します。
- 相撲・柔道: 腰を落として重心を低くし、相手に倒されにくくします。
2. 可動性(Mobility)
逆に、動き出したい時は、重心を支持基底面の外へ崩す必要があります。
- スプリントのスタート: 前傾姿勢をとることで重心を前方に崩し、倒れ込む力を利用して加速します。
- フェイント: 重心を左右に素早く移動させることで、相手の反応を遅らせます。
重心のコントロール
一流のアスリートは、自分の重心がどこにあるかを感覚的に把握しています。 「へそ」や「丹田」を意識することは、まさにこの重心コントロールの感覚を養うための伝統的な指導法といえます。